誕生のきっかけ
映画の都、京都ならではの悩みで、
撮影時に強いライトを浴びる役者の
ドーランを塗ったお肌に生じる
あぶら浮きでした。
「よーじや」の初代は、京女の知恵から
油分を吸い取る優れた働きをする
「ふるや紙」に目をつけます。
ふるや紙とは
金箔づくりの副産物である「ふるや紙」。
金箔を薄くのばす際に、金箔との間に挟んで使用された「金箔打紙」を、何度もたたき込んで使い古したものが「ふるや紙」と呼ばれました。
この紙は、古来より上流社会の女性や粋人の間で化粧直しの道具として重宝されてきました。
よーじや独自の特殊和紙
よーじやでは、実際に金箔をたたく時に使用できる特殊和紙を、「脂とり専用化粧紙」として独自に開発しました。この特殊和紙を箔打機で何度も繰り返したたくことによって、紙の繊維が活性化されて皮脂を吸い取るようになります。
優れた吸収力への仕上げ
箔打機で何度も繰り返したたくことで、繊維が細かくほぐれ極限まで繊維密度を上げることができる、金箔打紙製法。この製法により、一瞬で皮脂のみを吸い取ることのできる優れた吸収力に仕上がりました。また、繰り返したたくことで、紙の表面が滑らかになり、肌あたりもなめらかになります。