天然保湿成分「セリシン」

セリシンは、絹の原料「繭」に含まれる天然由来のたんぱく質。
ひとの肌に含まれる成分に極めて近い組成であることから、
理想的な天然保湿成分として化粧品や日用品など
さまざまな分野で注目を集めています。

繭糸は、セリシンとフィブロインという2種のたんぱく質から構成されています。セリシンがフィブロインを覆うことで、乾燥や外部の刺激から繭を保護する役割を担っています。
セリシンは、絹製品を製造する過程で未使用のまま捨て入られていた成分でした。
しかしその後の研究により、ひとの肌に含まれる成分に極めて近い組成で、肌になじみやすいことが判明。
その性質を活かし、理想的な天然保湿成分として、化粧品や日用品などさまざまな分野で注目を集めています。

1.高保湿/すぐれた保湿性を持つアミノ酸が主成分

セリシンには、保湿性がとても高い「セリン」というアミノ酸が約33%含まれており、肌へたっぷりとうるおいを届けることができます。
2.浸透力/肌のうるおい成分とほぼ同じアミノ酸組成

わたしたちの肌本来のうるおい成分「天然保湿因子(NMF)」とセリシンを比べてみると、
アミノ酸組成がほぼ同じ。
セリシンは自然界に存在する成分の中で、
このNMFともっとも似ているといわれています。
これが、肌へのなじみやすさのポイントとなります。
3.ベール効果/肌表面に保護膜をつくって、うるおいキープ

しっとりみずみずしい肌が長く続く理由は「うるおいベール」構造。
セリシンが肌表面に透明な薄い保護膜をつくることで、 乾燥による刺激から肌を守るとともに、肌内部の水分蒸発を防ぎます。